
日々の暮らしの中で感じる、うれしさ、戸惑い、焦り、喜び。私たち自身にもこれら「感情」とのつき合い方があります。
EQ(感情知能指数)は、自分や他人の感情を正しく認識し、うまく扱っていくための力です。
この記事は、自分を大切にしながら人との関係もやさしく育てていけるこの「EQ」についてご紹介します♪
「EQ」とは

EQとは「Emotional Intelligence Quotient(感情知能指数)」の略。IQ(知能指数)が“考える力”だとしたら、EQは“感じてつながる力”となります。
たとえば、忙しい朝にパートナーの一言でイラッとしてしまったときに、その感情を一度受けとめて、冷静に対応すること。また、友人が落ち込んでいるときにその表情の奥にある気持ちを察して寄り添えるのも、EQの働きだと言われています。
「EQ」は開発可能
EQは、生まれつきの性格や感情の強弱とは別ものです。トレーニングによって、どんな人でも少しずつ伸ばしていくことができるとされています。
心の反応に気づき、少しだけ立ち止まって考える習慣や、相手の言葉だけでなく、“その背景にある感情”にも耳を傾ける姿勢を見せること”など…ほんの小さな意識の積み重ねが、EQを少しずつ育ててくれるのです。
「EQ」を開発するメリットとは?

人間関係がなめらかになる
EQが高い人は、相手の感情に敏感で、適切なタイミングで共感を示したり、意見を伝えたりすることが得意です。その結果、相手との距離感を心地よく保つことができ、トラブルや誤解も起こりにくくなります。
日常のちょっとしたすれ違いを防ぎながら、あたたかく人と関われることは、仕事の現場でも、家族との関係でも、きっと大きな安心感につながっていきます。
ストレスとの付き合い方が上手になる
EQがある人は、自分の感情に気づくのが早く、その波に飲まれる前に対処することができます。「なんとなくイライラする」「今日は疲れているかも」といった微細なサインに気づき、自分自身に合ったケアができたり、感情に振り回されず、自分でコントロールしたり…。
その感覚が、ストレスに負けないしなやかな心をつくってくれるのです。
「EQ」を開発するには?

まずは「自分の感情」に気づくことから
EQの第一歩は、自分の感情に気づき、認めることから始まります。嬉しい、悔しい、悲しい…など、どんな感情にも否定せず「そう感じた自分がいる」と認めてあげましょう。
まずは日記に書いてみる、感情に名前をつけてみるなど、自分なりの方法で“感情にラベルを貼る”習慣をつくってみてください。それだけで、気持ちに振り回されにくくなります。
相手の立場を想像するクセをつける
感情は、見えないけれど確かに“伝わる”ものだからこそ、相手の言動の背景にある「気持ち」を想像してみることが大切です。
「あの一言、どんな思いから出たのかな」「今この人、少し疲れているのかも」など相手の感情に想像力を向けるだけで、コミュニケーションはグッとやわらかく、やさしいものになります。
まとめ【内面から美しく♪感情に寄り添う力、「EQ」を育ててみませんか?】

EQとは、自分と他人の感情に向き合い、扱っていくための知性です。IQのように数値化されるものではありませんが、少しずつ人生の質を変えることができます。
最後に、EQにかかわらず日々のメンタルヘルスを整えていくのに役立つInstagramアカウントをご紹介します。
たく/メンタルヘルスケア/健康•成長
楽しい日々を送るために、安定したメンタルヘルスを保つ方法を紹介しています!
ふくまる@心理学*哲学*人間関係
おもに人間関係の構築の仕方から、メンタルヘルスを安定させていく方法が分かるアカウントです。
日々のなかにある、ほんの小さな気づきや選択が、きっとEQを磨いてくれるはずです。